6月に入ったら、北海道神宮の祭りの頃からマメイカや、マイカが釣れるようになる。8月初旬(17年8月5日)まで釣れたことがある。
大五郎は、イカが石狩や小樽で釣れ出すと、試行錯誤しながら、下図の様な仕掛けで釣っている。
●小樽南防波堤のイカ釣り
竿は、単三電池の遠投浮きを使う時は重いので、投げ竿を使う。リチウム電池の浮きの場合は、磯竿の方が軽くて良い。
仕掛けは、まず、道糸に浮き止めの糸を縛る。
浮き止め→ビーズ→浮き→ビーズ→フック付きサルカン→1号両環おもり→イカ用針と、つないでいく。
浮きのタナ取りは、その時によって色々だが、夏のマイカは殆ど海面すれすれ、1メートルから2メートルで大丈夫。春のヤリイカは深めにした方が良かった様な記憶がある。
夏のマイカ釣りは、イカがいて、針が絡んでいなければ釣れる。つまり、イカが一生懸命補食しているのだと思う。餌は鶏肉で十分だ。引きもはっきりしていて、重い遠投浮きがズボッと沈み、グイグイ引っ張られることが多い。
ヤリイカの場合は、マイカと違って、引きは小さい。浮きが沈む時もあるが、居食いしていることもある。あたりのとりやすい、リチウム電池の浮きの方がいいかもしれない。
餌は、鶏肉、チカ、サンマなどがあるが、鶏肉に塩をしてしめたものが扱いやすくて一番いいような気がしている。チカの方が良く釣れた時もあったような気もするが、定かではない。
中りがあって、リールを巻いてくると、クィーックィーッとイカ独特の引きを味わえる。手元までイカが付いているのに、抜きあげる時針掛かりしないことがある。その時は、すかさず仕掛けをもう一度海中に入れてやるとすぐ、イカは餌に抱きついてくる。何回も繰り返してつり上げたこともある。ただし、針が幹糸に絡まって逆さまになっていると、何回やっても針掛かりしない。
イカ釣りの仕掛けは、針が幹に絡みやすいので、中りがなくても、時々(5分)巻いて見ることが大事だ。そうすれば、居食いしているイカも釣れるということだ。
楽しないで、まめにリールを巻くことが、イカ釣りの極意といえるかもしれない。
(平成21年9月記)
最近、単三電池2個使用のパナソニックの遠投電気浮きは販売されていないようだ。20号くらいの重さがあってよく飛ぶので、好きな浮きだったのだが…。
今はリチウム電池・LEDの軽い浮きが主流のようだ。飛ばすならハンマーフロートという浮きがいいらしい。
小樽の南防波堤では、遠投が有利なのでハンマーフロートの20号くらいの重さがあって、視認性のよいものがあればいいが…。