この料理のコーナーの魚の下処理やレシピは、大五郎のつたない経験によるもので、この方法がベスト、というものではありません。「もっといい方法がある!」という意見もたくさん頂いております。参考程度にしてご覧下さい。
小さいアジは骨が柔らかくておいしい!
1.豆アジ処理前
2.頭の後を左手でつまむ
3.エラをつまむ
4.引っ張ってエラと内臓を取る
5.塩水できれいに洗う
6.豆アジの下処理完成!!
夏、海水温が上がってくると小樽や石狩や苫小牧の港では、豆アジが釣れる。
アジが釣れるようになったのは最近のことで、昔は、アジは北海道にはいなかった。
まだ大きいアジは釣れないが、豆アジは随分釣れるようになった。
苫小牧東港のフェンス前では豆アジではなく小アジと呼べるような20センチ位のアジも釣れるようだ。
子供の頃おばあちゃんに甘辛く煮付けてもらった豆アジを食べたことが懐かしくて、大五郎は豆アジが大好きだ。
●豆アジの下処理
釣りから帰って来ると、疲れているので処理は翌日にしたくなるが、クーラーの中の水が冷たいうちに、冷蔵庫にだけは入れておいたほうが良い。
- まず、クーラーから出した豆アジを大きめの器に入れ、真水で洗う。
アジはイワシと違って、身がかなりしっかりしているので、よく洗っても内臓が出たりしないので、洗いやすい。 - 次にエラと内臓を取る。
写真2のように背側の頭の下を、左手の親指と人差し指でしっかりつまんで、次に右手の親指と人差し指で、エラ蓋を広げ、エラを両側からしっかりとつまむ。
下に引っ張るようにして、エラと内臓を取る。思ったよりきれいに取れる。
指が太いとちょっとやりづらいが、意外と簡単に取れるのでビックリした。 - こうしてエラと内臓を取ったアジを、塩水でていねいに洗う。
塩水で洗ったあとそのまま水を切るとしょっぱくなりすぎるので、真水でもう一回洗う。(写真5) - (写真6)はきれいに処理された豆アジ。
豆アジの下処理はこれでおしまい。
アジはゼイゴがかたいので、料理のレシピには必ずゼイゴを取ると書いてあるが、10センチ未満の豆アジの場合は取らなくても全然気にならない。
処理された豆アジは、水気を切って、軽く塩をして、ひと干ししてから冷蔵庫に入れておく。
あとは、焼いて食べてもいいし、素揚げや煮付けも味付け次第でこんなおいしいものはないというぐらい、おいしい。
また、頭も柔らかいし、骨ごと食べられてカルシウムも摂れる。子供のおやつにこんないいものはない。
また、豆アジの有名料理としては、マリネなどがあるがちゃんと下処理されたものはホントにおいしい。
アジは小さい方がおいしい。(小さいのしか釣れない大五郎の負け惜しみではない。)
■豆アジ一口メモ■
昔は、いくらでも釣れた、釣っても釣ってもまだ釣れる、というような魚のアジの呼び方は、小さい順に豆アジ→小アジ→中アジ→大アジと呼んでいたり、豆アジのことをアジ子と言ったり、サイズも、人それぞれであるが、大五郎は10センチ未満を豆アジ、20センチ未満を小アジと呼ぶことにしておこう。
アジの体色であるが、ゴールド系とシルバー系とあるが、一般的にはゴールドのほうがおいしいとされている。北海道では今のところ、おいしいほうのゴールド系しかいない。
豆アジは頭が柔らかい
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