LED集魚灯
このLED集魚灯は、LEDチップを使って初めて作った物なので、うまく作れているのかどうかわからない。豆イカ釣りで2回使用して、そんなに不具合はなかったが……。まだまだいいものが作れそうだ。
12ボルト電源LED集魚灯(1000ルーメン)
後ろ姿
イカ、ニシン、イワシ釣りなど、夜釣りで魚を釣る場合、集魚灯があればかなり有利だ。
普通は発電機を使って200W〜500W位のいろいろな灯りを使うが、発電機はかなりエンジン音が大きい。また高価なものでもある。そこで、今までは車用の12Vバッテリーを電源にしたライトを使っていたが、光の指向角が狭くて使い勝手がよくなかった。それに、電気を点けて3時間位たつと暗くなっていた。また、球切れの心配もあったので予備のライトが欲しかった。
それで、充電式の3万円くらいするLEDライトを買おうと思ったが、大震災の影響で、欲しいライトが品薄で買えなかった。買うことができないのなら、自作してみようということになって、必要な材料を買った。材料を買ったとたん、欲しかったライトが買えるようになっていたが、自作すれば安くすむし、LEDのことも勉強できた。
普通は発電機を使って200W〜500W位のいろいろな灯りを使うが、発電機はかなりエンジン音が大きい。また高価なものでもある。そこで、今までは車用の12Vバッテリーを電源にしたライトを使っていたが、光の指向角が狭くて使い勝手がよくなかった。それに、電気を点けて3時間位たつと暗くなっていた。また、球切れの心配もあったので予備のライトが欲しかった。
それで、充電式の3万円くらいするLEDライトを買おうと思ったが、大震災の影響で、欲しいライトが品薄で買えなかった。買うことができないのなら、自作してみようということになって、必要な材料を買った。材料を買ったとたん、欲しかったライトが買えるようになっていたが、自作すれば安くすむし、LEDのことも勉強できた。
■作り方
1.用意する主な材料
●白色LEDユニットOSPRO2W
主役のLEDのユニットだ。小さいLEDが24個付いていて、抵抗も組み込まれているので12ボルト電源につなぐだけで使うことができる。1個で200ルーメンの明るさなので、5個並列につなげば1000ルーメンの明るさになるんじゃないかと思う。
最初はLEDと抵抗を組み合わせて自分でセットしようと思っていたが、こんないいものがあることを発見してしまった。1個600円なので5個買うと3,000円もするが、LEDを1個ずつハンダ付けする手間を考えると安いと思う。
秋月電子通商で買うことができる。
最初はLEDと抵抗を組み合わせて自分でセットしようと思っていたが、こんないいものがあることを発見してしまった。1個600円なので5個買うと3,000円もするが、LEDを1個ずつハンダ付けする手間を考えると安いと思う。
秋月電子通商で買うことができる。
●ヒートシンク
これは上のユニットを5個設置する台に使ったが、たまたまちょうどいい大きさのがあったから使ったが、ユニット自体が1ミリくらいのアルミ板に付いているので、こんな大げさな放熱対策は必要ないかも知れない。1ミリくらいの単なるアルミ板でもたぶん、大丈夫だと思う。
●4リットル焼酎のペットボトル
ペットボトルの一部分を切り取って前面カバーに使う。
●PPシート・アルミテープ
(百均)
側面のカバーは、PPシートの厚板(百均)というのをちょうど、1枚使った。内側には、アルミテープを貼って反射面にした。
●鉄板ネジ(タッピングビス)
(百均)
鉄板に下穴をあけなくてもネジ止めできるビス。ネジの先にドリルの刃が付いていて、アルミのヒートシンクがまるで木のように、ネジ止めできるすぐれもの。いろいろな大きさのものが百均で売られているが品薄なのか、無い場合が多いので見つけたら、買いだめしている。
●どこにでもある電源コード、0.5〜0.6ミリ径の被覆銅線
●シリコングリス HY−750(3g)
このシリコングリスは発生した熱をすばやくヒートシンクに伝える役割をする。これはLED用のものだが、以前パソコンのCPUを交換しようとして、放熱板の間に塗ってあるちょっとヌルヌルしたものは何だと思ったことがあった。
今回は注文するのを忘れたので使わなかったが、今のところ3時間位の連続点灯で問題は発生していない。
秋月電子通商で買うことができる。
今回は注文するのを忘れたので使わなかったが、今のところ3時間位の連続点灯で問題は発生していない。
秋月電子通商で買うことができる。
●使用する主な道具
電動ドリル(タッピングビスは電動じゃないとネジ止めできない)、ハンダごて、グルーガン(カバーに使うPPシートを接着する)、電工ペンチ など
作業の大まかな手順は、1個600円のLEDユニットを5個ヒートシンクに固定して、並列に接続し、極をまちがわないようにバッテリにつなぐだけである。ユニットに水がかからないようにカバーをつけることが必要だ。
2.5個のLEDユニットに導線をハンダ付けする
LEDユニットには導線が付いていないので、各ユニットに20センチ位の長さの導線をハンダ付けする。導線には電話のジャックまで配線してあったもの(0.5〜0.6ミリ径の被覆銅線)を裂いて使った。LEDは極性(プラスとマイナス)があるので、区別がはっきりわかるようにしておいたほうがよい。
ヒートシンクにLEDユニットを固定
3.ヒートシンクに導線を通す穴をあける
LEDユニット5個を、仮に置いてみて、ハンダ付けした導線をシンクの裏に通す穴をあける。こういうところに作っている人の性格が出る。写真を見てもわかるようにこの製作者はずいぶんいい加減な性格のようだ。穴の位置がバラバラ。
4.ヒートシンクにLEDユニットを固定する
円形のLEDユニットをヒートシンクに固定するのには、かなり悩んだ。まずハンダ付けした導線をシンクの裏に通して、ユニットをシンクに密着するように置いてみる。このままではブラブラしているので、導線が付いている反対側をタッピングビスのネジ頭で押さえつけるという方法を使うことにした。この一箇所の固定だけで大丈夫かと思ったが反対側が導線を裏に通してある程度止まっているので、今のところ問題は発生していない。接着剤でくっつけても何ともないような気もしたが、どのくらい熱が出るのかわからなかったので、安全のため、接着剤は使わなかった。
ここでシンクとユニットの間にシリコングリスを塗れば完璧だったのだろうが、買うのを忘れたのだから使わなかった。今のところ問題は発生していない。
ここでシンクとユニットの間にシリコングリスを塗れば完璧だったのだろうが、買うのを忘れたのだから使わなかった。今のところ問題は発生していない。
シンクの裏には、マイナスとプラスの導線が5本ずつ出ている。マイナスの5本をまとめて電源コードの片方につなぎ、プラスも同じようにまとめてつなぐ。これでバッテリーにプラスとマイナスをまちがわないようにつなぐと点灯する。
側面カバー
前面カバー
5.水がかからないようにカバーをつける
このLEDは適度に光が拡がるのでレンズをつけなくてもいいが、表面がやわらかくてデリケートなのでカバーはつけたほうがいい。
前面は焼酎(4リットル)のペットボトルを切り取って使うとちょうどよかった。
側面は適当なものがなかったので、百均で売っていたPPシートを切って作ることにした。接着にはグルーガンを使った。
内側には反射板として、最初料理用のアルミホイルを使おうと思ったが、接着がうまく出来そうになかったので、アルミテープを全面に貼った。
本体にはタッピングビスで固定した。
前面は焼酎(4リットル)のペットボトルを切り取って使うとちょうどよかった。
側面は適当なものがなかったので、百均で売っていたPPシートを切って作ることにした。接着にはグルーガンを使った。
内側には反射板として、最初料理用のアルミホイルを使おうと思ったが、接着がうまく出来そうになかったので、アルミテープを全面に貼った。
本体にはタッピングビスで固定した。
今まで2回使用したが、かなり満足している。
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