欲張り6本針(カレイ・コマイ・ハゼ)
埠頭の釣りで、根掛かりの少ないところでは、この仕掛けがよく釣れる。
欠点は、製作に少し時間がかかる。また、最初の餌付けがちょっと大変だ。2本針の3倍時間がかかる。
それから、投げづらい。慣れないとあらぬ方向に飛んでいく。仕掛けの全長が3メートルぐらいになるので思ったより右方向に飛んでいく。また、それなりの長さの竿でないと投げることは出来ない。
慣れるまでは混んでいる釣り場では周りの人に迷惑がかかるので使わないようにしましょう。

欲張り仕掛け
●作り方
1.  まず、幹糸になる5号のテグスを3.5メートルくらいに切る。
2.  端をチチワ結びにする。(道糸にサルカンが付いていないときはスナップ付きサルカンを結ぶ)
3.  枝スの出し方は、ビーズとビーズの間に小さいスナップ付きサルカンをいれて回転できるようにする。
ビーズの止め方は、幹糸を2回巻きにする。移動しないか心配になるが、これで大丈夫だ。このスナップにハリスを連結する。
4.  ハリスは1号の太さで、端をチチワ結びにしてチューブを前もって通しておけば、交換が簡単に出来る。針は7号くらいのヤマメ針がよく釣れる。
こんな軽い仕掛けで大物がかかったらすぐ切れると思うだろうが、結び方さえ適切なら、かなりの大物でもタモ無しで上げられる。平成20年11月、40センチ弱のオオマイも上げることが出来た。
5.  枝スは45センチ間隔で出していく。これも経験上一番効率的な間隔なのだ。ハゼの場合は30センチくらいでもよい。
6.  5本目と6本目の間にスナップ付きサルカンをつけて、誘導のおもりをつける。
7.  最後のハリスはおもりに絡みやすいので、チューブとハリスを少し長めにしておく。

この仕掛けの肝は、幹糸が5号でハリスが1号という点だ。針が根掛かりしても、ハリスが簡単に切れるので、かかった魚や、仕掛けは回収できるということだ。
また、幹糸とハリスの連結をスナップ付きサルカンを使うことで、格段にハリスの絡みが少なくなる。

餌付けは、爆釣君という名前で売っている餌付け器で通し刺しする。イソメの持ちがとてもよく、冬場凍る手での餌付けが少なくて助かる。
この仕掛けで他を圧倒したことが何回もある。
(平成20年11月記)

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