イカ釣りは結構むずかしくて、始めた頃は、周りは釣れるのに自分だけ釣れないで悲しい思いをしたことも多々ある。最近やっと、人並みに釣れるようになった。 以下、小樽南防波堤のマイカ釣りのヒントです。
- 防波堤の沖側(先端方向)の方が比較的すいていて、あずましい釣りが出来る。
網が入っている所があるので、明るいうちに確かめておいた方がよい。
なるべく遠くに投げる方がたくさん釣れる。 - 遠くに飛ばすために、また絡みをさけるためにも、一本針にした方がよい。
- 混雑している時は、竿は一人1本にした方がよい。2本操るのはベテランでもむずかしい。
- 仕掛けはテーラーの鶏肉巻きが一般的で一番釣れる。
- 鶏肉はササミでなくても値段の安いムネ肉で充分である。
- タナは、その時の海の荒れ具合によるが、静かな海だと一ヒロぐらいがよい。荒れ気味の時は二ヒロくらいがよい。あまり深くすると釣れないし、あたりがわからない。
- 人よりたくさん釣るには、イカが回ってきた時に、如何に手返しよく釣るかが重要である。
- 暗い中で、イカにかじられた餌の鶏肉を取り替えるのは結構面倒だし時間もかかる。その対策に以下のような方法を考えてみた。
一回の釣行で、どのくらい餌を使うかというと、15分毎に取り替えるとして、1時間に4個、4時間釣れば16個の鶏肉がいる。食欲旺盛なイカがたくさんいる時はもっと必要。おおよその計算であるが、こんなに餌替えしていたら、実際に釣る時間はほんとに少なくなる。
テーラーをたくさん買って、事前に鶏肉を装着しておけば、簡単に餌替えが出来る。財力のある方は、それでよい。(テーラーを20個買うと………)
その他の方法としては、次のような準備をしておくと、餌替えのストレスは減るし、イカもたくさん釣れるという甘い話である。
●針無しテーラーの作り方
A=自由樹脂という商品名のプラスチックの粘土みたいなものである。60度以上のお湯に入れると柔らかくなって加工できる。蛍光タイプのものがよい。
B=蛍光ビニールパイプ。
C=ステンレスの針がね。
D=プラスチックの透明板。
厚さ2〜3ミリくらいの透明のプラスチックの板を探してくる(D)。それを1のように加工するのだが、まず、10ミリ×90ミリくらいの四角形に切断して、角を落としていけばよい。形にこだわらなければ四角形のままでもよい。多めに作っておこう。この作業はかなりむずかしい。
1のプラ板に柔らかくなった自由樹脂Aを、Bのビニールパイプを芯にして貼り付ける。この時ビニールパイプがつぶれないように中に針金を通しておく。
コツ:まずお湯を沸かして(60度以上)、冷めないようにコーヒーメーカーの保温版の上にでも置いておくとよい。その中にAを1個分(適当)入れて柔らかくなったら、1の板の真ん中にBを切ったものをおいて、押しつけて形を整えていく。接着がうまくいかない時は、後で接着剤で補強すればよい。たいがいくっつくが、プラスチックの材質によってはつかないものがあるかも知れない。
鶏肉を巻くステン針がねCを50センチくらいに切って取り付ける。上部に針金を止める穴を2個あける。完成した写真が2である。 この2のプラ板側に鳥の胸肉をスライスしたものをじょうずに巻けばよい。(写真3)
こうして作ったものを冷凍しておけばよい。
一回の釣りには、時間にもよるが、10個もあれば充分のような気がする。
さて釣行の際釣場では、3の冷凍されたものを、4のように、チカを刺して使う仕掛けに、チカの代わりに刺して使えばよい。交換も簡単に出来る!
これでテーラーを買わなくても、チカを刺して使う仕掛けで、鶏肉も使うことが出来るという一石二鳥も三鳥にもなる訳である。
実際に試してみたが、かなり有効だった。
〈まとめ〉
最初大変だが、2は繰り返し使うことが出来るので、20個くらい作っておけばいいかも。
一見むずかしそうだが、要は、上の拡大図を参考に、鶏肉を巻き付けることが出来て、中心に穴のあいているものを作ればよいのである。
使わなくなった船釣り用のイカ角なんか利用すれば、もっと立派なものが出来そうだ。
これで南防波堤のイカの達人になれるかも知れない!?。
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span style="color: #FF0000;">4のチカを刺す仕掛けは、イカ釣り用のよく釣れる掛け針 参照
(平成21年9月記)