釣り専用手押し車「大五郎」
ひっくり返った「大五郎」
市販されている釣り用の台車で、小樽南防波堤のようなガタガタのコンクリートを快適に通れるものがなかなか無くて、それなら自分で作ってみようと思ったわけである。
最初の大五郎は、二輪車であった。ずいぶん昔のことである。それから改良に改良を重ねて今の、四輪の大五郎になった。
大五郎の構造を簡単に説明すると、コンパネで四角い箱を作り、その両側に子供用の自転車のタイヤをつける。うしろに三輪車のタイヤをつける。それに取っ手をつけて本体は出来ている。
横に竿を7本させるようにしたり、前面にはディレクターチェアーを積めるようにしたり、うしろにゴミ箱もつけたりした。取っ手と本体の間に買い物籠を引っかけることも出来る。
フル装備の「大五郎」
この車止めは、防波堤の上は大五郎を固定するものが無いので、必須。これを下に敷いて大五郎を乗せると風が吹いても安定している。その上に防波堤用自作竿置き、その竿置きの中にクーラー、こませバケツなどが入る。
取っ手には苦労した。何回も取替えた。現在は、雪かきの時使うママさんダンプの取っ手を使っている。取り外しも出来るようになっているので便利だ。
《冬仕様》
廃物のスキー板で作ったソリ
1×4材を寸法に合わせて切って、スキー板にネジ止めしただけのもの。寸法に合わせるのがかなり難しかったが…。
ソリに乗っかった大五郎
そのソリに大五郎を乗せると右の写真のようになる。
大五郎はかなり重いので、ただ乗せただけでも平らなところなら移動可能だが、曲がる時や悪路の時などはソリから、はずれやすいので、ゴムで固定する。
左の写真は、ソリに大五郎を乗せた時、ソリと本体とを合体した部分を前から撮したもの。
ゴムで合体するなんて原始的な安易な考えだが、ほかに思いつかなかった。
この強力なゴムは、人が一人ぶら下がっても、まったく平気なくらい強力なものだ。製品名は忘れたが、ホームセンターで売っていた。
この大五郎、とても便利なものだが、フル装備するとかなりでかいし、重い。車への積み込みがかなり大変だ。
釣り場から車まで帰ってきて、各々の釣道具を積み換えするんでは面倒だ。そのままそっくり車に積み込みたい。
フル装備のまま車に積み込むには右写真のように、レールを使う。
このレールは、1×4材と2×4材で作った。2×4材の両側に1×4材をネジ止めするだけ。適当な長さで切って完成。
この大五郎、たかが釣りに使うには超大げさだ。釣り場では目立ちすぎる。もっとコンパクトに、軽くすることが今後の課題だ。
そうすれば、年をとって足腰が弱っても、釣りを続けることが出来るかも知れない。
■他の釣り道具へのリンク