簡単に作ることが出来る整理棚
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全景
段ボール箱を引き出しとして使う整理棚。
以前、釣りの仕掛けを入れた段ボールを重ねておいてあったが、何処に何が入っているかわからないし、下の方にあるものを取り出すのも大変だった。そこで、中身を見ることが出来、簡単に取り出すことが出来る整理棚を作った。
意外と簡単に作ることが出来る。
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段ボール箱
今回の主役は右写真の段ボール箱。大きさは600mm×400mm。スーパーや量販店の店舗の裏側にいくと、ただでもらってくることが出来る。
かなり丈夫な作りになっており、何かと便利なものだ。これを取り出しやすいようにした整理棚だ。
■作り方
1.用意する材料
●1×4材(ワンバイフォー) 厚さは19mm、幅89mm、長さ1820mm。これが3本。ホームセンターなどで売っている。
●胴縁(ドウブチ) 厚さは18mm、幅45mm、長さ1820mm。2本。ホームセンターなどで売っている。
●木ねじ(コースレッド) 65mm・38mmが各8本、25mmが24本
●のこぎり・電動ドライバ ドライバは電動がないと手の皮がむける。
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完成写真
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材料
2.作業の手順
1×4材の表面はきれいに仕上げてあるが、ドウブチは削ってあるものを売ってることがあまりない。
きれいに削ってあるドウブチがないときは、カンナで削るかもしくは、サンドペーパーで磨いてきれいにしないといけない。かんなで削るのはむずかしいし、サンドペーパーで磨くにしても、電動サンダーがないとかなり大変。
なるべく削ったドウブチを買ってくるほうがよい。
材料の表面がきれいになったら、あとはのこぎりで寸法どおりに切断して、ネジ止めするだけで、とても便利で重宝する整理棚が出来る。
《切断の仕方》
こういう整理棚のような指物(さしもの)を作るときは、材料を正確に切断することが大事だ。切るところの上面と手前の面に2箇所、指金で正確に線を引いて、その線にそって正確に切るようにしないといけない。
卓上スライドソウという、材料を固定し、丸鋸を上から下にスライドさせて切る道具があるが、これがあると正確に切断することが出来る。この時、鋸の歯の幅を頭に入れおくことは大事なことだ。
《ビス止めの順番》
ビス止めは、材料を止める位置にエンピツで線を入れ、正確な位置に止めれば、順番は関係なくてもいいようなものだが、そうでもないのだ。
材料を買うときにたわみを吟味して買うことが大事だが、多かれ少なかれ、たわんでいるものなので、正確にビス止めしてもガタがでてしまうものなのだ。
それで、ビスを止めるのにちょっとしたコツがある。
どうしてガタがでるのかというと、物を4点で支えていることがおおきな原因なのだ。3点ならガタはでない。
それで、900mmの1×4材の、4本のうちの1本を最後までねじ止めしないで、他のところを、指金を使って正確に止めていく。
最後に、それを水平な床の上に置き、残った1×4材を止める。
それでもガタがでた場合は、足を切って調整する。
《引き出しの桟の間隔》
今回引き出しの間隔は20cmくらいにしたが、段ボール箱の高さが約10cm、ドウブチの幅が45mmなので、150mmくらいにすると、もっとたくさんの棚を作ることが出来る。150mmにすると、枠の中に6個、天に1個の計7個の段ボールを収納できる。しかし、背の高い物は収納できなくなる。
それは好みでいろいろな高さにすればいいのだ。狭くすると中身が見えづらくなるので、16cm〜20cmくらいが適当なような気がする。
■要約■
段ボール箱を引き出しにして使えるようにすればいいのだから、1×4材で骨組みを作り、引き出しの桟にドウブチをねじ止めすればいいのだ。
今回は600×400の段ボール箱を使ったが、使う箱のサイズによって寸法を変えればいいのだ。
このくらいの大きさで何個か作っておけば、縦に積み重ねたり、横に並べておいてもよい。
さぁ、段ボール箱を貰いにいきましょう!

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