カレイなどの投げ釣りに使う仕掛け

大五郎が海釣りを始めた少年の頃(徳島)、ジェット天秤というのがあって、並継ぎの安竿にその天秤仕掛けをつけて、砂浜の海岸で、目一杯投げてはリールを少しずつ巻いてくる。本命はキスだが、メゴチやベラ、たまにカレイが釣れた。
北海道に来て海釣りを始めた頃は、2本針の胴突きの仕掛けで、竿を2〜3本並べての置き釣り一辺倒だった。なんとものんびりした釣りだった。胴突きだから、絡みもない、投げっぱなしだから楽だ。でもあまり釣れなかった。坊主で帰ることもしばしばあった。
ずいぶん昔のある日、小樽の南防波堤で、隣のおじさんはカレイをずいぶん釣るのに、自分は釣れない。飛距離も対して違わないのに、自分の倍以上は釣っている。
仕掛けをちらちら盗み見ると、胴突きじゃなくて、片天秤の2本針だった。昔、少年の頃使った引き釣り用の仕掛けだった。そのときはその場でそんな仕掛け作れないので、試しにハリスを30センチくらいにして、おもりに直づけしてみたら、これが嘘の様に釣れたのである。

片天秤仕掛け

●小樽南防波堤のマガレイの投げ釣り用仕掛け
この防波堤は、時期になると一面、漁師の網がはいるので、遠投するとその網に引っかかる。遠投しないと、砂場に届かないので、マガレイは釣れない。マガレイを釣りたければ、網がはいっていない先端の方100メートルくらいまで歩いていかなければならない。
それでも場所によっては根掛かりするので、その対策が重要だ。
【大五郎の仕様】
1. 遠投しなければならないので、道糸は2号を巻いている。糸は細くしないと飛ばない。
2. 力糸に5号を12メートルくらいつなぐ。道糸2号と力糸5号の結束方法がとても重要だ。これがまずいと、この結び目で切れるので、仕掛けがいくらあっても足りない。結び方は、ネットで検索すれば(結束方法、等)、テグスメーカー(ユニチカなど)のサイトなど、たくさんある。
3.  この防波堤の外海側は潮が絶えず動いている。潮通しがよいので魚が集まるのであるが、この仕掛けは絡まりやすい。
図は、なるべく絡まりにくくし、引っかかった場合でも、ハリスだけが切れる様にしたものである。
4.  この仕掛けは、百均に出来合いの物が売られている。ただし、針先があまいので、常に油砥石で研ぐ様にした方がよい。
5.  針じゃなくて、おもりが引っかかった時は、高切れするので、5号のテグスも用意しておいた方がよい。

(平成21年9月記)


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