21年6回目・4月21日(火)   オオチカ乱舞

釣 れ た 魚
今回の釣果 オオチカ28匹、中チカ27匹、ホッケ9匹
場     所
小樽南防波堤厩岸壁
実 釣 時 間
(竿を出している時間)
南防波堤(午前3時頃から6時半頃)
厩岸壁(午前7時頃から正午頃まで)
持っていった餌
カツオのアラ塩漬け、アミ、撒き餌(糠・アミ)、生イソメ、塩イソメ、塩チカ
使用した仕掛け
片天秤カレイ仕掛け
ヤリイカ用ブランコ仕掛け(2連)
浮きチカ仕掛け(2号オーロラ手作り仕掛け)
ホッケ用垂らし仕掛け(6針)、サビキ仕掛け


天気の悪い中、よく頑張ったもんだ!!

今回の狙いは、南防の先端のカレイ、もしかしてのヤリイカ、それから基部のオオチカだ。
奥は一睡もしないで、自分は3時間ほど寝てから、夜中の1時頃出発した。南防波堤には2時半頃に着いた。車は4台、これは先端に入れるかもと、忘れ物のないよう準備、確認して先端目指して歩いていった。この時は、そんなに状況は悪くなかったような気がしたが、暗くてよくわからなかったのかもしれない。
先端に向かう途中、宇宙人狙いの方が一人いたが、ほとんど釣り人はいなかった。先端にはケミホタルが二つ見えたので、その手前50メートル付近に釣り座を構えた。ずいぶんすいているので、垂らし、ちょい投げ、遠投とカレイ狙いの竿を7本、ヤリイカ狙いの竿を1本出した。
全ての竿を出し終わった頃、風が強くなってきて、場所によってはしぶきがかかるようになった。この南防波堤は800メートルもあるので、暗い時は、先端までくると途中の様子はわからない。帰れなくなると困るので、撤収することにした。せっかくいい場所に入れたのに勇気ある撤収だ…(??)。
ヒトデ 泣く泣く垂らしの竿をあげる時、リールが壊れた。ハンドルがもげた。しょうがないので、スプールをはずして巻いてくると、ちょっと重たい。
「なんか付いてるぞ!」と言うと、期待して奥が見に来る。ヒトデだった。
早朝の南防波堤 苦労して先端までいって、無駄骨をおったがいい経験にはなった。
また、真ガレイ釣りは、海が荒れている時はあまり釣れない。早めに撤収して、よかったよかった…。

右の写真は戻ってきた時の南防波堤(午前4時頃)。今時期の南防波堤にしては随分閑散としている。
先端ではまだ、誰か釣り人が頑張っているはずだが、釣果のほうはどうだったんだろうか。


戻ってきて荷物を仕舞い、ちょっと落ち着くと、だんだん夜が明けてきた(日の出は4時44分)。
今回のポイント 基部のあたりでは、少しうねりはあるが釣りは出来そうだったので、狙いのチカ釣りをすることに…。
奥と二人で、さお1本ずつで始めた。まだチカ釣りをしている人は誰もいない。最初浮きをつけないで釣っていたが、あまり釣れない。大きいのが1匹スレ掛かりしたが、あとは小さいのがたまに釣れるだけ。
そのうちチカ釣りの人が3〜4人きて、釣り始めた。浮きをつけてやっている人がちょっと遠くに飛ばして釣っている。
ここは、磯竿で届く範囲にたくさん海草がはえていて、仕掛けを底までおとすと引っかかる。チカは上の方でも釣れるがちょっと油断すると仕掛けをなくする。それで浮きをつけて引っかからないようにするわけである。また、ちょっと飛ばせば、藻には引っかからなくなるし、広いポイントを探れる。でも漁師の網の綱が張ってあるので、それに引っかからないように飛ばさないといけない。かなり難しい。今回は強風が吹いているのでなお難しい。
オオチカそれでも、浮き無しではあまり釣れないので、浮きをつけてやってみた。漁師の網の綱の手前に投げると、面白いように大きいチカ(右写真)が釣れる。奥はまだちょっと竿が操れないので、手竿でやっていたが、完全に浮きの勝利だった。
しばらく釣っていたが、風が強くなるし、あたりの間隔が少し長くなったので、6時過ぎにはオオチカ釣りを終了した。風のない日にまた行きたいものだ。

その浮き仕掛けは、サビキは、「2号のハゲカワもしくはオーロラのハリス付き」を買ってきて(売ってる店は少ないが、今回はアメリカ屋で買った)、6本針にして、自作する。浮きは2号か3号で、仕掛けの一番上に直づけする。オモリは1.5号くらいの重さ、市販のサビキに通常付いている細長いものでよい。超簡単。
要するに、リールの付いた竿を使い、通常サビキ仕掛けの上に、直に浮きをつけて、ちょい飛ばせばいい。


チカがたくさん釣れたが、まだ釣る元気が残っている。風は強いが、港内はどうなんだろうと、様子を見に行くことにした。
勝納右端は無人、左のフェリー着き場はかなりホッケ釣りの人が入っているが、以前ほどの活気はない。
厩岸壁右側(禁煙区間) 厩まで行ってみた。
やっぱり右の方は満杯。それでも随分風が強いので、人は少ない。なるべく右側寄りでホッケを釣ることにした。右写真は最初の釣り座からの風景。
30メートル位右の方ではポツポツ釣れているが、自分たちの所までは回ってこない。
期待は薄いが、今日は海がかなり荒れているので、もしかしたらこちらにもホッケさん、きてくれるかも、なんて訳のわからない理屈を考えて釣っていたりする。それでも釣れない。右側の釣れているほうを見ていると、何となくすいているように見えたので様子を見に行った。丁度朝早くからきて、たらふく釣った人が帰るところだった。早速あとに入れてもらった(右下写真)。
最初は竿1本、カツオの6本針でやっていたが、釣れないので、6号のサビキ(ピンクスキン)も2本追加。それでも釣れない。すぐ左の方は、あとからきてかなり釣っている。緑色のサビキだった。ホッケに色がわかるとは思えないが、サビキを替えてみたらこれが釣れるようになった。
理由を考えてみると、最初のサビキは6号のネムリ針(針先が内側に向いている)。替えたサビキは、同じピンクだが4号、針先は内側には向いていない。太さも細い。こんなところが釣果の差に表れたのかもしれない。もっと早くから取り替えたらもう少しは釣れたかもしれない。
カモメの飛ぶ釣り座 左の写真でわかるように、海はかなり荒れていて、だんだんひどくなる。カモメも苦労して飛んでいる。
時々水しぶきが飛んでくる。左からの風なので、車を風よけにして、かろうじて車の外にいられるような状況だった。
まぁ〜、こんな日だったから右の一等地に入ることが出来たんだと思う。ちょっと前のように一日中入れ食いとはいかなくなったが、また、食いも渋くなってきてはいるが、まだホッケは釣れるようである。
最初は、夕方まで頑張ってみようと言っていたが、あまりに雨風がひどくなってきたので、また、少しは釣れたので、お昼過ぎに止めることにした。


オオチカ下ごしらえ 右の写真は、オオチカの下ごしらえ。今回のオオチカ、真子が数匹、あとは白子だった。5匹を刺身にしたが、これがまたおいしい。あとは半分は焼いて、残りは煮る。
チカの刺身なんかは、釣り人でないとまず食べられないだろう。
チカの刺身を作る時、注意することがある。チカには虫が入っていることがあるそうなので、器に盛る時、一枚一枚蛍光灯の光にかざして虫が入っていないか確認している。が、今までこの虫をみたことはない。
小さいチカは唐揚げ、このチカは全く撒き餌を食っていないので、ただ洗って唐揚げにした。おいしかった。
それから奥の竿にガンジ(ワラズカ)のコッコが3〜4匹釣れた。小さいのは放流したが、一番大きいのを持って帰って、唐揚げで食ってみた。身の味はウナギに似ている。骨は硬い。決してまずい魚ではない。かま栄ではかまぼこの原料にしているようだ。


今回の釣りの感想は、………(^_^)
夜暗くなって南防波堤にあがる時は、海の状況をよく観察すること
オオチカの刺身はおいしい


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